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2004.10.10

NECのItaniumメインフレーム

メインフレームのメインフレームたる所以って言うのはCPUのアーキテクチャのあると思っていたのですが、そうではないんですかね、MPU(Micro processing Unit*)とはひと味もふた味も違うレジスタ構成、プログラムカウンタ、アプリケーションに対して最適化されたマイクロコードによる効率的なニーモニック。こういったものによって、MPUを使うUnix BoxやPCと一線を画していたと思うのですが、同じMPUを使われたら、何も変わらないわけです。論理分割できますって言われても今でもVM Wareのソリューションや、もうすぐでるMSのVirtual Serverを使えば実現できますし、(技術的に別だっていうのは理解してますが、ユーザーが得られるメリットは一緒でしょ。)ハードウェアの信頼性についてもストラタスのように極めて高い可用性を実現している機械もあります。
こうなってしまうと、ACOSが動くぐらいしか違いがないですよね。それすら、元々のハードウェアをソフトウェアエミュレーションでやってしまうわけです。
IBMもなんかZサーバのCPUをPowerアーキテクチャに移行していくようですし、いよいよ技術的な意味でメインフレームの終わりがきたかもしれませんね。
大規模サーバーの区切りとしてメインフレームって言葉は残るかもしれないですけど。



*
あえてMPUという言葉にしてみました。別の見方をすればようやくMPUがメインフレームのCPUと同等の機能を持つようになったとも言える訳なんですけどね。後は最適化コンパイラの理論だとか、そもそものソフトウェア制作のパラダイムの変化によって昔ほどCPUに期待しなくても良い時代になったのかもしれません。

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